東北地方の道路と聞いて、あなたはどんな風景を思い浮かべますか?
青森から福島へ続く道。
奥羽山脈を越え、太平洋側と日本海側を結ぶ道。
海沿いや山あい、街の中を走る道。
旅行、毎日の通勤や通学、故郷への帰省。思い浮かべる道や風景は、人によって違うと思います。
その道路では、一日にどれくらいの車が行き交っているのでしょうか。
今回は、国土交通省が公表した2021年の道路交通量を東北地方の地図に表示しました。2015年の数値がある区間では、二つの年の変化も見ることができます。
六県を一枚の地図で見ると、県境で区切られていた道が、その先まで続いていることに気づきます。
まずは地図を動かして、気になる道をたどってみてください。
東北地方道路交通量マップ(2015年・2021年)
ご注意: この地図には、国の2021年道路交通量調査の対象となった道路区間だけを表示しています。
地図の使い方
地図上部のボタンで、高速系、一般国道、都道府県道、調査対象市道を一つずつ切り替えられます。
地図をより拡大していくと、数字入りの丸が消え、交通量を示す小さな丸が一つずつ現れます。丸を押すと、その場所の2015年と2021年の平日24時間交通量が表示されます。
選んだ交通量が使われている公式基本区間は、濃い縁取りのある蛍光みどりの線で確認できます。路線全体を色付けしているわけではありません。
路線名や都道府県名、調査区間名から検索することもできます。
この地図について
国の公式CSVに収録された東北6県の道路のうち、国土交通省の公式WEBマップで代表位置と区間線を確認できた10,887基本区間を表示しています。
内訳は、高速系266区間、一般国道3,868区間、都道府県道6,720区間、調査対象市道33区間です。
すべての生活道路を表示した地図ではありません。市道も、国の調査に収録された一部の主要道路だけです。自治体独自の交通量調査は混在させていません。
2015年との比較について
地図に表示した10,887基本区間のうち、2015年と2021年を比較できるのは10,384区間です。公式資料に対応する2015年交通量がない区間は、2021年の数字だけを表示しています。
道路の新設や区間構成の変更などにより、両年度を単純に結び付けられない場合があります。確認できない過年度の数字を推測して補うことはしていません。
昔走った道や、これから訪れてみたい場所へ続く道は見つかりましたか。
2015年と2021年の数字も見比べてみてください。
東北地方の高速系交通量はどう変化した?
東北地方の高速系交通量は、比較可能な255基本区間で、2015年から2021年に15.0%減少しました。全国9地方では、北海道に次いで大きな減少幅です。
※延べ交通量は各区間の交通量を合計したもので、実際の車両数ではありません。
地図を眺めてみると
仙台周辺には交通量を示す丸が集まっています。そこから地図を動かすと、道は県境を越え、青森、岩手、秋田、山形、福島へ続いていきます。
宮城県内の一般国道4号には、7万台/日を超える区間もあります。
高速系、一般国道、都道府県道へと切り替えると、同じ東北でも丸の集まり方は変わります。太平洋側と日本海側、都市の周辺と山間部では、どのように見えるでしょうか。
地図を作って感じたこと
地図を作る前は、東北を南北に走る大きな道を思い浮かべていました。
ところが六県を一枚に重ねてみると、道は南北だけでなく、山を越えて東西にも伸びています。県ごとに見ていた道が、別の県の街や海沿いへ続いている。そのつながりが印象に残りました。
交通量を示す丸の大きさや、2015年からの変化は区間ごとに異なります。
あなたが知っている道は、その先でどこへつながり、どんな数字を示しているでしょうか。地図を動かして探してみてください。
出典・注記
- 国土交通省「令和3年度 全国道路・街路交通情勢調査 一般交通量調査」
- 国土交通省「平成27年度 全国道路・街路交通情勢調査 一般交通量調査」
- 交通量は原則として平日24時間自動車類交通量の上下合計。
- 合計値は各基本区間の「台/日」を合計した延べ交通量であり、固有車両数ではない。
- 2025年度の数値は公式公表後に追加予定。現時点では使用していない。