ホテルや旅館と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
家族旅行で泊まった温泉旅館。
友達と出かけた旅行先のホテル。
修学旅行や卒業旅行で泊まった宿。
職場の仲間と出かけた社員旅行。
ホテルや旅館は、旅先で夜を過ごすだけの場所ではありません。そのとき一緒に過ごした人や、旅先での出来事とともに、私たちの記憶に残る場所です。
そんなホテル・旅館は、コロナ禍を挟んでどのように変わったのでしょうか。
今回は、厚生労働省の「衛生行政報告例」と観光庁の「宿泊旅行統計調査」をもとに、全国のホテル・旅館を地図とデータカードで見ていきます。2019年、2021年、2025年の宿泊者数を比べながら、日本の宿泊業の変化を、私と一緒に探検しませんか?
全国のホテル・旅館を地図で見る
この地図では、2019年、2021年、2025年の宿泊者数をもとに、コロナ禍を挟んだ変化を見ることができます。
最初に表示される「回復率」は、2019年の延べ宿泊者数を100として、2025年がどの水準にあるのかを示したものです。100を超えていれば、2019年の宿泊者数を上回っています。
「延べ宿泊者数」「外国人比率」「施設数」のボタンを選ぶと、地図の色が切り替わります。都道府県をクリックすると、2019年、2021年、2025年の詳しい数字も確認できます。
客室稼働率や客室数、簡易宿所数などを見たい場合は、「詳しい指標」を開いてみてください。都道府県名で検索したり、地方別の地図へ移動したりすることもできます。
旅行で訪れた場所や、住んでいる地域、気になっている都道府県から探してみてください。
全国の宿泊者数はどう変化した?
全国の延べ宿泊者数は、2019年の5億9,592万1,530人泊から、2021年には3億1,777万3,820人泊まで減少しました。その後、2025年には6億6,110万5,500人泊となっています。
2019年と比べた2025年の回復率は110.9%です。全国合計では、コロナ禍前の宿泊者数を上回りました。
ここでいう延べ宿泊者数は、実際に宿泊した人を一人ずつ数えた人数ではありません。一人が3泊した場合は3人泊として数えられ、同じ人が一年に何度も宿泊した場合も、その都度集計されます。
データカードのタブを切り替えると、日本人・外国人の宿泊者数や、ホテル・旅館の施設数と客室数、旅館業全体の許可・廃止件数を見ることができます。
全国の大きな変化を確認したあとで、地図に戻って都道府県ごとの違いも探してみてください。
地図を作って感じたこと
地図を見ていると、都道府県によって宿泊者の戻り方や外国人比率の変化に違いがあることに気づきます。
大都市だけでなく、地方にも外国人宿泊者の割合が高い地域が見つかります。見る指標を切り替えると、最初に地図を開いたときとは違う地域が気になるかもしれません。
全国の数字だけでは見えない、それぞれの地域の変化にも目を向けてみてください。
住んでいる地域や思い出の旅先は、どのように変わっているのでしょう。
あなたも地図とデータカードを行き来しながら、ホテル・旅館をめぐる日本の変化を探してみませんか?
出典:厚生労働省「衛生行政報告例」、観光庁「宿泊旅行統計調査」
※宿泊者数は2019年・2021年・2025年の暦年(1月~12月)を集計しています。 ※施設数・客室数・許可件数・廃止件数は2019年度・2021年度・2024年度のデータです。 ※延べ宿泊者数は、宿泊した人数に宿泊日数を掛けて数えます。 ※日本人延べ宿泊者数は、延べ宿泊者数から外国人延べ宿泊者数を差し引いた計算値です。 ※回復率は、2025年の延べ宿泊者数を2019年の延べ宿泊者数で割って算出しています。